2025.8.6

「人手が足りない」「現場の作業効率を上げたい」——
そんな悩みを抱える製造業の現場で、注目されているのが“生産ラインの自動化”です。
松本電気では、長年にわたり電気設備・制御システムに携わってきた経験をもとに、現場ごとの課題に応じた自動化のご提案を行っています。
本記事では、自動化の基本から導入の流れ、現場で実際に効果が出ている取り組みまでをご紹介します。

1. 生産ライン自動化が注目される背景とメリット
1.1 なぜ今、自動化が求められるのか
現在、日本国内の多くの製造業が直面している最大の課題の一つが「人手不足」です。少子高齢化の進行により、現場で働く労働力の確保が年々難しくなっており、多くの企業が安定した生産体制の維持に苦慮しています。
こうした状況を打破するため、「生産ラインの自動化」は今、避けて通れない経営戦略となっています。加えて、世界的な感染症流行による稼働リスク回避や、グローバル競争におけるコスト・品質競争力の強化も、自動化推進への追い風となっています。
1.2 生産ライン自動化による人手不足解消の効果
生産ラインを自動化することで、現場作業に従事する人員の業務負担を大幅に軽減することができます。
自動化された機器やロボットが繰り返し作業や力作業、危険を伴う工程を担うことで、熟練工のノウハウに依存しない安定した生産が可能となり、人手不足による生産停滞リスクを低減できます。また、採用・教育コストの削減や、従業員がより高度な付加価値業務へシフトするための環境整備も実現します。
課題 |
自動化導入による効果 |
人手不足 |
省人化、労働力不足解消 |
採用・教育負担 |
習熟度に左右されない作業品質 |
作業負担・安全性 |
危険・過酷な作業から従業員を解放 |
1.3 生産性向上・コスト削減などの自動化メリット
自動化による最大のメリットは、生産性の飛躍的な向上とコスト削減効果です。人の手では実現しづらい高速・高精度な作業を、ロボットや自動化機器が担うことで、品質の均一化・不良率の低減が図れます。
また、昼夜問わず安定した稼働が可能となるため、「24時間フル稼働」といった工場の稼働率最大化も現実的な目標になります。
コスト面では、労務費以外にも省エネルギー・省資源化が期待できます。データの見える化やIoTを活用した生産管理により、エネルギー消費や廃棄物発生の最適化も推進され、全体としてトータルコストの低減につながります。
さらに、品質向上や納期遵守の実現により、競争力の底上げも図ることができます。
自動化によるメリット |
具体的効果 |
生産性向上 |
高速・高精度な作業の実現/製品品質の均一化 |
コスト削減 |
労務費の削減/省エネルギー・資源の最適化 |
競争力強化 |
納期短縮と柔軟な生産体制、品質向上 |
2. 生産ライン自動化の主な方法と導入技術

生産ラインの自動化は、労働環境の変化や人手不足、生産性向上へのニーズの高まりを背景にさまざまな技術で進化しています。最適な自動化を実現するには、自社の課題や目的に合った方法や最新の技術を理解し、段階的かつ効果的に導入することが重要です。以下に、代表的な自動化技術とその導入方法を詳しく解説します。
2.1 ロボットの活用と協働ロボットの導入
生産ライン自動化において、産業用ロボットと協働ロボット(コボット)は中心的な役割を担っています。従来の大量生産向け垂直多関節ロボットから、作業者と協働できる安全設計のロボットまで、用途ごとに選択肢が広がっています。
2.1.1 産業用ロボットの基礎知識
産業用ロボットは、主に自動車や電子部品などの生産現場で使われており、高速・高精度な動作が特長です。三菱電機やファナック、安川電機、川崎重工業などが日本国内では有力なロボットメーカーです。
メーカー |
主な特徴 |
代表的な用途 |
ファナック |
高精度・高速動作、大規模自動車ラインへの実績 |
溶接、組立、搬送 |
安川電機 |
多軸制御の技術力、食品や半導体分野でも展開 |
塗装、パレタイジング、検査 |
三菱電機 |
省スペース設計、FAシステムとの連携が強み |
ピッキング、組立、搬送 |
適切なロボット選択とティーチング技術・安全策の導入が、生産ライン自動化の成否に大きく影響します。
2.1.2 協働ロボット(コボット)の最新動向
協働ロボットは、従来の囲い込みが必要な産業用ロボットと異なり、人作業との混在が可能です。安全性や柔軟性の高いシステム構築によって、少量多品種や生産変動への対応力も向上しています。例えば、オムロンやユニバーサルロボット、デンソーウェーブなどの製品は、導入実績が拡大しています。
2.2 自動搬送装置やAGVの活用方法
生産ライン間や工程内での部材や製品の搬送を自動化するために、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)、コンベヤシステムが活躍しています。人手による運搬業務を大幅に削減することで、作業効率の向上と省人化を実現できます。
搬送方式 |
特徴 |
適用例 |
AGV(無人搬送車) |
床面上のガイドテープや磁気で経路を自動走行 |
倉庫から組立工程への部品供給 |
AMR(自律走行ロボット) |
センサーとAIで障害物を回避し経路を自律判断 |
複雑な工場レイアウトへの柔軟なデリバリー |
コンベヤシステム |
搬送量が多いラインに最適、全自動化との連携も可能 |
一貫生産ラインの灌流搬送 |
また、パナソニックやダイフク、村田機械などの国内メーカーが各種自動搬送システムで高いシェアを持っています。
2.3 AI・IoTの導入で実現するスマートファクトリー
AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)の活用は、生産現場の自律化や設備監視、データ分析による最適なライン制御を可能にします。設備稼働データの収集・解析、異常検知、遠隔監視、予知保全などが進化しています。
PLC(プログラマブルコントローラ)やセンサネットワークと連動し、生産計画・進捗・品質のリアルタイム可視化と、生産効率・歩留まりの大幅な向上が実現します。富士電機やオムロン、横河電機などが関連ソリューションを展開しています。
2.4 画像認識システムや検査工程の自動化
自動化の要所として、画像認識システムやAIを活用した検査工程の自動化が挙げられます。カメラとAI画像解析技術により、人手による外観検査や寸法測定の作業負担を削減し、ヒューマンエラーや品質不良のリスク低減が可能です。
キーエンス、オムロン、コグネックスといった企業の画像処理センサーや計測機器は、自動車部品、電子部品、食品分野などで広く活用されています。高速・高精度な全数検査が標準となり、トレーサビリティや品質保証体制強化にも寄与します。
3. 生産ライン自動化のプロセスと進め方

3.1 現状分析と自動化適用箇所の特定
生産ライン自動化を成功させるためには、最初に現状の生産工程を正確に分析し、自動化が最も効果的な箇所を見極めることが重要です。
工程別の作業内容や人員配置、ボトルネックとなっている工程、不良率やロスが発生している部分をデータで可視化し、改善が必要なポイントを明確にします。
ヒューマンエラーが発生しやすい工程や、単純作業の繰り返しが多い箇所など、自動化による効率化・コスト削減の効果が大きい部分への優先的な導入が推奨されます。
3.2 システム設計とレイアウト変更のポイント
自動化する工程が決まったら、次に必要なのは制御機器やセンサー、制御盤などの選定とシステム全体の設計です。
特に、現場ごとの制御設計や配線設計は、生産効率を左右する大切な要素。
松本電気では、既存設備との整合性や安全基準も考慮しながら、無理のない導入計画をサポートしています。
この際、既存の生産ラインとの連結や、工場スペースを考慮した最適なレイアウト設計が重要です。安全性規格(JIS、ISOなど)も満たす必要があります。ライン全体の効率や柔軟性、システム拡張性を十分に検討し、工程間の物流や作業者の動線、保守・メンテナンスのしやすさにも配慮したレイアウト変更が求められます。
自動化設計のポイント |
具体的配慮事項 |
安全性の確保 |
安全柵・非常停止スイッチ・標準化された操作パネルなど |
保守性・拡張性 |
故障時のアクセスのしやすさ、モジュール化、将来的な増設スペース |
効率的な動線 |
ピッキングロボットや搬送装置の配置、人と機械の協働スペース |
3.3 導入にかかる費用とROIの考え方
自動化導入には設備投資、開発・設計費、設置や試運転費、従業員教育費などが発生します。これらの初期費用に対し、自動化後の省人化効果、人件費削減、生産性向上、不良率低減によるコスト削減効果を定量的に算出することで、投資回収期間(ROI)を明確に評価することが重要です。
主な費用項目 |
概要 |
ROI算出における重要性 |
設備費用 |
ロボット・搬送装置・センサー等の購入費 |
初期投資額として最大 |
システム設計・構築費 |
ソフトウェア開発や統合、設置・立ち上げ |
カスタマイズ内容により変動 |
教育・研修費 |
オペレーターやエンジニア向けトレーニング |
導入初期の品質維持に不可欠 |
保守・メンテナンス費 |
定期点検・部品交換などのランニングコスト |
長期運用のコスト最適化に影響 |
ROIは「年間削減コスト ÷ 初期投資額」で算出され、回収期間が3〜5年以内であれば導入判断の基準になることが一般的です。
3.4 専門メーカー(ファナック・安川電機など)との協力
生産ライン自動化を円滑に進めるためには、国内で信頼性と実績を持つ専門メーカーとの連携が不可欠です。ファナックや安川電機などのロボットメーカー、オムロン、キーエンスといった制御・センサー分野の企業は、導入現場の状況や課題に合わせた最適なソリューションを提供しています。事前の現地調査や要件定義、試作導入、アフターサポートまで一貫した支援を受けることが可能です。
また、SIer(システムインテグレーター)を活用すれば、様々なメーカーの機器を組み合わせた統合システムの構築や、現場のニーズを踏まえた高度なカスタマイズにも柔軟に対応できます。メーカーやSIerとの密なコミュニケーション、現場担当者との連携が、自動化導入の成功確率を大きく高めます。
4. 生産ライン自動化の成功事例と失敗しないポイント

4.1 自動車業界の先端自動化事例
日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ自動車や日産自動車は、生産ライン自動化の先進企業としても知られています。例えば、トヨタ自動車の車体組立工場では、多関節ロボットを活用したスポット溶接や塗装工程の自動化が進んでおり、人手による作業の標準化と安全性向上を同時に実現しています。
さらに、AI搭載の画像認識システムによる自動検査技術の導入により、従来は熟練工が担っていた品質管理作業も高精度かつ省力化されています。これにより、自動車部品の不良品率の大幅な低減や生産リードタイムの短縮を実現しています。
導入企業 |
自動化技術 |
効果 |
トヨタ自動車 |
産業用ロボット・画像認識システム |
人員25%削減・品質安定化・納期短縮 |
日産自動車 |
AGV・AI制御搬送システム |
作業効率25%向上・生産ライン柔軟化 |
4.2 食品・医薬品業界での自動化事例
食品業界では「明治」や「キユーピー」などが自動化を積極的に推進しています。特に包装・ピッキングなどの工程で協働ロボットが活躍し、衛生管理にも大きく貢献しています。例えばキユーピーでは、コンベア搬送システムと連動した画像認識検査装置を活用し、異物混入などのリスクを機械が常時監視し、製品の安全性と品質保証体制を強化しています。
また、医薬品製造大手の「塩野義製薬」では、自動計量・充填ロボットやIoTによる設備稼働監視システムを導入し、人的ミスの防止と高い製造精度を確保しています。
導入企業 |
自動化内容 |
得られた成果 |
キユーピー |
協働ロボット・画像認識検査 |
衛生リスク低減・省人化 |
塩野義製薬 |
自動計量・IoT監視 |
ヒューマンエラー削減・製造安定化 |
4.3 失敗を防ぐための現場との連携のコツ
生産ライン自動化のプロジェクトを成功させるためには、現場従業員との密接な連携が最も重要なポイントです。現場視点での課題抽出や業務フローのヒアリング、試運転期間中のフィードバック体制構築など、システム設計段階から現場担当者を巻き込むことが推奨されます。
また、リーダークラスの現場従業員を「自動化推進メンバー」として参画させ、操作教育やカイゼン活動を現場主導で行うと、現場の理解と協力が得やすくなり、自動化の現実的な定着につながります。
松本市をはじめとした地元の製造業でも、自動化を段階的に進めるケースが増えています。
現場の声を取り入れながら設計・導入・改善まで伴走する体制が求められています。
ポイント |
対策内容 |
期待できる効果 |
現場の声を反映 |
担当者参加の要件定義・テスト運用 |
現場の納得感、障害発生時の対応スピード向上 |
段階的な自動化 |
小規模からスタートし徐々に拡大 |
トラブル抑制・リスク分散・教育期間の確保 |
教育とコミュニケーション |
段階毎のマニュアル整備と定期研修 |
スムーズなオペレーション移行・現場力強化 |
5. 生産ライン自動化のよくある課題と解決策

5.1 人材育成と既存従業員の活躍機会
生産ライン自動化が進むと、「人が不要になるのでは」との不安や、現場スタッフのスキルアップへの対応が課題となります。これに対しては、早期からの教育体制の構築と「人が担うべき役割の再定義」が重要です。たとえば、オペレーターから設備保全・生産管理や、システム運用を担う人材への転換研修が有効とされています。また、技能伝承のデジタル化やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の強化も有効な手段です。
従業員のモチベーション維持・向上には、「自動化システムの管理や新技術への挑戦」といったキャリアパスの明示も欠かせません。
5.2 メンテナンス・トラブルへの対応策
自動化機器の導入後に懸念されるのが、機器の定期的なメンテナンスと突発トラブルへの迅速な対応です。生産の安定稼働には、予防保全と故障時の対応体制の構築が不可欠です。
課題 |
推奨される対策 |
備考 |
定期メンテナンスの漏れ |
IoTセンサーを活用した稼働データ取得と状態監視による自動通知 |
安川電機やオムロンなどが提供する遠隔監視システムが有用 |
トラブル発生時の復旧遅延 |
現場スタッフへのトラブルシューティング教育・対応マニュアル化 |
マニュアル動画やAR支援を取り入れた実践教育が効果的 |
予備部品の管理不備 |
部品管理システムを活用し、必要部品の在庫最適化 |
日立製作所などの自動発注システムも人気 |
5.3 自動化後の生産ライン最適化方法
初期導入で完了と思われがちな自動化ですが、稼働開始後の運用データ分析や継続的な改善活動こそが生産性最大化の鍵です。自動化後の工程ごとのボトルネックを特定し、設備やレイアウトの最適化、タクトタイム(サイクルタイム)の見直しが求められます。
最近では「SCADA(監視制御システム)」や「MES(製造実行システム)」の導入により、設備・作業員・生産状況がリアルタイムで把握可能となり、高度なデータ活用によってライン最適化を図る事例が増えています。また、蓄積データを元にしたAIによる生産計画最適化や、不具合予兆検知といった最新技術も利用されています。
現場の声を取り入れながらPDCAサイクルを習慣化し、定期的なライン評価・改善提案を繰り返すことで、生産効率・品質向上・省エネルギー化が実現します。
自動化による変化を継続的な価値向上の機会と捉え、現場スタッフとエンジニアが協働する体制づくりが成功のポイントです。
自動化の導入やその後の最適化は、導入して終わりではなく、継続的な運用改善が鍵となります。
松本電気では、稼働後の見直しや保守対応まで一貫して支援可能です。
6. 今後のトレンドと生産ライン自動化の未来

6.1 DX推進と中小企業の自動化戦略
現在、製造業界ではデジタル・トランスフォーメーション(DX)が急速に進展しています。特に中小企業においても、生産ラインの自動化による競争力強化が求められています。従来、大企業が中心となって進めてきたロボットやIoTシステムの導入が、補助金・助成金制度、パッケージ化された自動化ソリューションの普及により、中小製造業でも現実的な選択肢となりつつあります。
例えば、三菱電機やオムロンを始めとした国内主要メーカーは、簡便な導入を支援するサービスを展開しており、「スモールスタート」で段階的に投資負担を抑えながら効果測定を行う企業が増加傾向です。
今後は、中小企業こそ「部分的自動化」や「段階的自動化」といった柔軟な戦略を選択しやすくなるため、省力化と品質向上の両立、新規人材の確保難への対応が可能となります。また、クラウドやサブスクリプション型のIoTサービスの活用によって、初期投資の抑制や遠隔監視による運用効率化も同時に進んでいくでしょう。
6.2 省人化だけでなく付加価値向上を目指す自動化
これまで自動化は主に省人化やコスト削減の手段として捉えられてきました。しかし、最新のトレンドでは付加価値の高い製品づくりや柔軟な生産体制の実現も重要なテーマとなっています。例えば、カスタマイズ対応が可能な多品種少量生産ラインの自動化や、トレーサビリティ確保のためのデータ連携、AIによる故障予測・品質管理の自動化などが進んでいます。
人とロボットの協働による作業工程の効率化、画像認識・センシング技術を駆使したリアルタイム品質監視、ビッグデータ分析による工程改善の自動提案などは、生産現場の競争力を根本的に高めます。特に食品・医薬品業界では、安全性や衛生の確保が極めて重要ですが、AIやIoT、ロボット技術の進化によって、より安全かつ高付加価値な生産ラインの構築が可能となっています。
今後期待される生産ライン自動化のキートレンド |
概要 |
代表的な国内技術・サービス |
AI搭載ロボットの活用 |
熟練作業の学習・最適化や、目視検査の自動化が可能になる。 |
ファナック「FIELD system」、安川電機「MOTOMAN」シリーズ |
IoT×クラウドによる遠隔監視・制御 |
生産現場のデータをクラウド連携し、遠隔から予兆保全や進捗把握を実現。 |
オムロン「i-BELT」、三菱電機「e-F@ctory」 |
協働ロボット(コボット)の普及拡大 |
人と機械の安全な協働作業を実現し、多様な作業現場に柔軟に適応。 |
川崎重工「duAro」、ユニバーサルロボット「URシリーズ」 |
サブスクリプション型自動化システム |
機器やソフトを月額利用でき、初期コスト負担の低減。 |
キーエンス「リース型FA機器」、SMFLレンタルのロボットサービス |
工場内モビリティ・AGVの進化 |
物流や搬送の自動化、混載対応や経路最適化術の高度化。 |
村田機械「ムラテックAGV」、オークラ輸送機「スマートマテリアルハンドリング」 |
今後も「人が介在する場面」と「完全自動化エリア」とを最適に組み合わせるハイブリッド運用が主流になると考えられます。
また、日本の製造現場が培ってきた「現場力」とデジタル技術との融合が、将来のグローバル競争力向上にも直結するでしょう。
生産ライン自動化は、単なる省人化を超え、働き方改革、従業員の知識活用、多様な人材の活躍推進といった経営戦略の一環ともなっていきます。
7. まとめ

生産ライン自動化は、人手不足の解消や生産性・品質の向上、コスト削減など多くのメリットがあります。ロボットやAI・IoTなどの技術進化により、ファナックや安川電機など国内大手メーカーとの連携も進めやすくなりました。現場との十分な連携や従業員教育を行いながら、目的に応じた最適な自動化を推進することが、持続的な成長と競争力強化につながります。
松本電気では、自社の制御技術や電気設備工事のノウハウを活かし、工場の規模や課題に合わせた柔軟な自動化支援を行っています。
「うちの工場でもできるかな?」といったご相談からでも構いません。
現場を知るスタッフが、課題整理から丁寧にお手伝いいたします。
